安藤さんの料理修行 Ms Ando’s food adventure in the US

先日[せんじつ] (= the other day)、NYで英語[えいご]と料理[りょうり]を勉強[べんきょう]している安藤[あんどう]さんの話[はなし]を書[か]きました。 料理[りょうり]のクラスが始[はじ]まったそうです。はじめの時間[じかん]、安藤[あんどう]さんはちょっとショックを受[う]けました。それは、料理[りょうり]学校[がっこう]では先生[せんせい]がゆっくり話[はな]してくれないから。英語[えいご]学校[がっこう]では、先生[せんせい]が学生[がくせい]のためにゆっくり話[はな]してくれます。でも、アメリカの料理[りょうり]学校[がっこう]は、学生[がくせい]が英語[えいご]が分[わ]かることが前提[ぜんてい] (= precondition)です。   で、安藤[あんどう]さんのエピソード。先生[せんせい]が「ファンガイ」についていろいろ話[はな]したそうです。ファンガイ、a fun guy??、料理[りょうり]のクラスなのに?? 分[わ]からないので隣[となり]の人[ひと]に聞[き]いてみると、「それは例[たと]えば(= for example)マッシュルームとか」と教[おし]えてくれました。そうです。A fun guyじゃなくてfungus 、きのこ(= mushroom)のことだったのです! 外国語[がいこくご]を勉強[べんきょう]していると、こういうことってよくありますよね! 安藤[あんどう]さんのエピソードが読[よ]みたい人[ひと]は、このサイトにアクセスしてください。   安藤[あんどう]さん、がんばってぇ~!!

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Can we become a biligual speaker?

安藤[あんどう]さんは今[いま]32歳[さい]か33歳[さい]くらいの人[ひと]です。英語[えいご]を勉強[べんきょう]するためにNYに行きました。英語[えいご]学校[がっこう]]に行[い]ったら「今[いま]からバイリンガルにはなれません!」と言[い]われて、ショックを受[う]けたそうです。 Ms Ando is probably about 32 or 33 yr old now. She recently has moved to New York to study English. At the school she attends, one of the instructors said “it is too late for you to become a bilingual speaker” and, as you might imagine, it was a shocking remark for Ms […]

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説明のしかた Styles of explanation

今、断[ことわ]りの会話[かいわ]の分析[ぶんせき]をしています。英語[えいご]と日本語[にほんご]の会話[かいわ]がデータです。特[とく]に今の今注目[ちゅうもく]しているのは、断[ことわ]る時のその理由[りゆう]の説明[せつめい]のしかた。いろいろな面白[おもしろ]い発見[はっけん]がありますが、例[たと]えば誘[さそ]いや依頼[いらい]を断[ことわ]るために、日本人はたくさん説明[せつめい]をします。それも時系列的[じけいれつてき]に。時系列[じけいれつ]というのは、昔[むかし]に起[お]きたことから最近[さいきん]起[お]きたことを順番[じゅんばん]に話[はなす]す話[はな]し方[かた]です。ニュージーランド人も時系列的[じけいれつてき]に話[はな]す場合[ばあい]がありますが、多[おお]くは、因果律的[いんがりつてき]に話[ことわ]します。因果律[いんがりつ]というのは、簡単[かんたん]に言うと原因[げんいん]と結果[けっか]をペアにして話[はな]す言[い]い方[かた]。つまり、「XXXX. Because…」という順番[じゅんばん]で話[はな]すのです。 このことについて最近[さいきん]ずっと考[かんが]えていたら、「説明[せつめい]スタイルの日米[にちべい]比較[ひかく]」という面白[おもしろ]い論文[ろんぶん]を見つけました。これは、日本とアメリカの12歳[さい]くらいの小学生[しょうがくせい]に4コマ漫画[まんが]を見せて、それを説明[せつめい]させるという方法[ほうほう]で研究[けんきゅう]をしました。すると、日本の小学生[しょうがくせい]は時系列的[じけいれつてき]に説明[せつめい]するところ、アメリカの小学生[しょうがくせい]は因果律的[いんがりつてき]に説明[せつめい]する人が多[おお]かったそうです。例[たと]えばアメリカ人のこどもは「My opinion on John’s day is that he had a frustrating day from the beginning of the day to the end of the day. It was a very ironic day for him, first he played video games for too long which caused a chain reaction of bad events. He got up late….」と説明[せつめい]しましたが、日本人のこどもは「テレビゲームでよふかしして、朝ねぼうをして、バスをまちがえて、ついた時には他の人がピッチャーになっていた」と説明[せつめい]しました。   […]

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季節のあいさつ Seasonal greetings

前[まえ]にも書[か]きましたが、今週[こんしゅう]から3年生の日本語のクラスで手紙[てがみ]の書[か]き方[かた]の勉強[べんきょう]を始[はじ]めました。今週[こんしゅう]は始[はじ]めたばかりなので、基本的[きほんてき]なルールを中心[ちゅうしん]に勉強[べんきょう]しています。教[おし]える時[とき]に先生にとってちょっと難[むずか]しいのが、前文[ぜんぶん] (zenbun is preliminary greetings )の書[か]き方[かた]の説明[せつめい]です。日本語の丁寧[ていねい]な手紙[てがみ]ではまず前文[ぜんぶん]を書きます。前文[ぜんぶん]は、季節[きせつ]のあいさつを書[か]いてから、相手[あいて]の安否[あんぴ]を尋[たず]ね、そして自分[じぶん]の安否[あんぴ]を伝[つた]えるのが普通[ふつう]です。例[たと]えば、今のニュージーランドだったら季節[きせつ]のあいさつは「紅葉[こうよう]の美[うつく]しい季節[きせつ]となりました」でしょうか。日本だったら「桜[さくら]の季節[きせつ]も終[お]わり、さわやかな初夏[しょか]がやってきました」という感[かん]じでしょう。季節[きせつ]のあいさつのあとは、例[たと]えば「お元気ですか(=相手[あいて]の安否[あんぴ])。私も元気です(=自分[じぶん]の安否[あんぴ])。」と続[つづ]きます。 先生にとって難[むずか]しいのは、「どうしてそんなことを書[か]かなければいけないのか」「本当[ほんとう]に書[か]きたいことだけ書[か]いてはいけないのか」と学生[がくせい]がよく質問[しつもん]するからです。この質問[しつもん]の簡単[かんたん]な答[こた]えは「習慣[しゅうかん] (shuukan is habit; custom )だから」ということになります。英語[えいご]でもこのような習慣[しゅうかん]はありますよ。例[たと]えば手紙[てがみ]ではなく会話[かいわ]ですけど、街[まち]で友[とも]だちや知[し]り合[あ]いに会[あ]ったら「How are you?」と言[い]うでしょう。”How the person is"を知[し]りたくなくても言[い]いますよね。それは、習慣[しゅうかん]だからですよね。   日本語で上手[じょうず]に季節[きせつ]のあいさつが書[か]けると、いい印象[いんしょう]をあたえること、間違[まちが]いなし、です。また、会話[かいわ]でも日本人はあいさつとしてよく季節[きせつ]のはなしをしますよ。機会[きかい]があれば、日本人の会話[かいわ]を聞[き]いて、どんな風[ふう]に話[はな]しているか観察[かんさつ]してみてください。   As mentioned before, we started studying how to write Japanese letters in our third year Japanese class this week. We just started, so at the moment we mainly study the basic rules. One of the toughest […]

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お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください Please drop by if you come to this area.

昨日[きのう]、3年生のクラスで「ホンネ」と「タテマエ」についての読み物[もの]を読みました。「ホンネ」と「タテマエ」は日本語のコミュニケーションを理解[りかい]するための大切[たいせつ]なキーワードです。教科書[きょうかしょ]の単語[たんご]リストにはホンネ:one’s real intention、タテマエ:position/stance one takes in public; principleと書いてありました。 今日のブログのタイトルは、引越[ひっこし]葉書[はがき]で日本人がよく使[つか]う表現[ひょうげん]です。引越[ひっこし]葉書[はがき]というのは、家[いえ]を引越[ひっこし]して知人[ちじん]、友[とも]だちに新[あたら]しい住所[じゅうしょ]と電話[でんわ]番号[ばんごう]を知[し]らせるために出[だ]す葉書[はがき]のことです。この葉書[はがき]にはほぼ100%「お近[ちか]くにお越[こ]しの際[さい]はどうぞお立[た]ち寄[よ]りください」という表現[ひょうげん]を書[か]きます。でもこれはタテマエなんです。これを信[しん]じて、その人の家[いえ]の近[ちか]くに行った時[とき]に遊[あそ]びに行ったら、多分[たぶん] 嫌[いや]がられるでしょう。勿論[もちろん]、前[まえ]もってちゃんと連絡[れんらく]して、遊[あそ]びに行くことを約束[やくそく]していれば大丈夫[だいじょうぶ]です。   学生から「遊[あそ]びに来てほしくないのに、なぜそんなことを書くのか」と質問[しつもん]されました。答[こた]えるのは難[むずか]しいですけど、それが社会的[しゃかいてき]マナーとなっているのです。例[たと]えば英語[えいご]でもありますよ。たまたま知[し]り合[あ]いに会[あ]った時[とき]「How are you?」と聞[き]きますね。本当[ほんとう]に知[し]りたくて聞[き]いていますか。多分[たぶん]、ほとんどの場合[ばあい]は、そういうことを言[い]うことに社会的[しゃかいてき]になっているから質問[しつもん]をするんですよね。もしその人が「いやあ、実[じつ]はねえ、ここのところ、ずっとじんましん(jin’mashin is hives)になっていて大変[たいへん]なんだよ。どうして、そんなことになったか知[し]りたい?それはね…」なんて話[はな]し始[はじ]めたら困[こま]りますよね!!   We read about hon’ne and tatemae in our third year Japanese class yesterday. These two are a sort of keywords to understand Japanese communication. The textbook explains that “hon’ne: one’s real intention” and “ tatemae: position/stance one takes […]

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